4本のキャンドルのひみつ
進々堂では毎年、この時期だけのクリスマスデザイン手提げ袋で商品をお持ち帰りいただいております。
今年は、そのデザインを一新いたしました。
手提げ袋に描かれたのは、モザイク画で表現した4本のキャンドル。
赤い4本のキャンドルには、温かい火が灯っています。
それは、「アドベントクランツ=Advents kranz」と呼ばれるものです。

アドベントは「到来」を意味するラテン語Adventus(=アドベントゥス)から来たもので、「キリストの到来」のこと。
11月30日に最も近い日曜日からクリスマスイブまでの約4週間、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことです。
クランツはドイツ語で「冠」の意味。ここではもみの木や松などの常緑樹の枝で作ったリース(輪)を表します。
アドベントクランツは、アドベント期間に常緑樹のリースに4本のキャンドルを立て、日曜日ごとに1本ずつ火を灯してクリスマスを待つための装飾です。
キャンドルには1本ずつ意味があり、最初に灯すのは希望、2本目は平和、3本目は喜び、4本目は愛を意味するといわれています。
ドイツでは、花屋さんやクリスマスマーケットで出来上がったものを買うことができますが、多くの家庭で手作りし、食卓のテーブルに飾られます。
また、教会などでも飾られ、キリスト誕生の日を心待ちにします。
そして、日に日に熟成していくシュトーレンを毎日スライスして少しずつ味わい、クリスマスを迎える喜びを膨らませます。

進々堂では、アドベントクランツをモチーフにした手提げ袋を用いて、 お客さまにクリスマスの習慣やアドベントの文化をお伝えしながら、 シュトーレンと共にクリスマスまでの期間を楽しんでいただきたいと思っています。
ぜひ大切な人と、温かいクリスマスをお過ごしください。